ロスカットとは損失が一定の水準に達した時に、
強制的にFX業者が反対売買を行ない決済することを言います。
追証が改善されない場合にもロスカットが行われます。この場合のロスカットをマージンカットと呼ぶこともありますが意味は同じです
一定の水準とはどのくらいか
取り扱い業者によって違います。
例としてDMM.com証券の場合、
その水準とは預け入れ資金が必要証拠金の50%以下になった場合です。
具体例 ロスカット=必要証拠金の50%以下の場合
保有している通貨の必要証拠金が100万の時に
預け入れている金額が50万以下になった場合
ロスカットを発生させないようにするには
①実際には、預け入れ金額を必要証拠金額の2倍以上(維持率200%以上)を維持するよう、日頃から注視していればロスカットが行なわれることはまずありません。相場が急激な場合には維持率250%.300%としておけばさらに確実です
②必要証拠金額を確実に維持できる取引ルールを自分の中であらかじめ作っておくことも大切です
③新規注文と同時に、決済注文を出しておき、損失が発生したら自動で注文が成立しストップさせるという方法も安全対策となります
実際にロスカットが行なわれるとしたら、
仕事中や睡眠中であることが予想されます。
たしかにロスカットが自動で行なわれる限り
最悪の事態は回避できることになります。
しかしロスカットを頼りに、
リスク管理を怠るべきではありません。
ロスカットは運用者本人が緊急の事態にみまわれ、リスク管理が全く行うことができない時
のための最終的な手段と考えておいた方が賢明です。
念のために、追加保証金が必要になる水準、ロスカットが行なわれる水準は把握しておきましょう